2018-04-19 第196回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
繰り返しいろいろな機会で同じことを発言しておりますけれども、初年度というものは、この臨床研修の導入に当たり厚生労働省からなかなかマッチングという制度が発表されない、そんな中、四月から最後の病棟実習もみっちりある、夏には卒業試験もある、でも一方で、早い段階で就職したい病院見学や、就職試験も受けないといけないようだ、国家試験の対策もしなきゃいけないということで、医学部生の当事者として、現場は大変に混乱をしておりました
繰り返しいろいろな機会で同じことを発言しておりますけれども、初年度というものは、この臨床研修の導入に当たり厚生労働省からなかなかマッチングという制度が発表されない、そんな中、四月から最後の病棟実習もみっちりある、夏には卒業試験もある、でも一方で、早い段階で就職したい病院見学や、就職試験も受けないといけないようだ、国家試験の対策もしなきゃいけないということで、医学部生の当事者として、現場は大変に混乱をしておりました
ただ、平成十六年の新医師臨床研修制度導入以降に医学部での病棟実習の時間が増えました。以前は初期研修になってからしか行えなかった病棟での臨床経験のある一定の部分が、医学部四年生終了時に受けるCBT、OSCEと言われる共用試験の導入で、医学部生であっても行えるようになってきたからです。 医学部教育は文科省、初期研修は厚労省、専門医研修は専門医機構が所管であります。
○秦野章君 いま医学部で精神病棟の問題が、大変また御苦労なさっていると思いますけれども、東京大学医学部の文書の中で、これからの方針として、例の病棟で学生が実習できないという問題については、五十四年からは四年生の病棟実習を実施させる、それから教授、助教授が適当と認めた患者を入院させる。いまは勝手に外から入っている。
このために、外来実習は精神神経科の外来で他の診療科と同様に実施をいたしておりまして、病棟実習につきましては、医学部の附属病院分院及び関東逓信病院の精神科で行っております。また、医学部の附属看護学校生徒の精神科の実習につきましては、精神神経科外来及び国立武蔵療養所精神科病棟で実習を行っております。
だから、そういう診療活動は行われておりますし、また、学生の教育実習等につきましても東大の付属病院、あるいは病棟実習につきましては付属病院の分院や関東逓信病院でやっておりますし、付属看護学校の生徒の場合でも、たとえば外来の場合には付属病院、それから国立武蔵療養所精神科病棟等で病床実習というのが行われてはおります。
現在、八年間に及ぶ被害の状況を見ましても、たとえば教育、研究、診療の機関でありながら、教育の面から、どのような妨害がなされておるかということを調査してみますと、医学生が、昭和四十五年の卒業生から五十二年の卒業生まで八学年にわたりまして、八百七十七名が病棟実習ができないという状態に置かれております。ことし卒業する五十三年度の卒業見込みの医学生が百十六人でございますが、これも同様の状態に置かれておる。
「病院長として、精神科の職員である医師、看護婦、看護助手が職場(精神科病棟)にたちいることすらできず、医学生、看学生の精神科病棟実習ができず、多くの患者さんの入院治療の環境と機会もそこなわれる状態を改善できず、東大病院の公的機能である医療と教育研究に多大な支障をきたし、責任を果たせなかったことを反省し深くおわびする。
それから、いままで卒業しました三百人の医学生が、病棟実習ができないで外来の実習で済ましておるという状態です。東京大学という最高の学府において、病棟実習もできないまま学生が医師として輩出されておるというこういう異常な状態がすでに三年間にわたって続いておるということであります。 さらに、院長も申しておりますけれども、現在この神経科は治療できる環境ではないということを言っておるわけであります。
研修医の病棟実習ができませんとか、あるいは研究活動を正常にできない。これは、日本の精神神経学界に及ぼす否定的な影響もはかり知れないものがあると私は思います。この二年半にわたってそういう異常事態が起こっておるということについて、一体文部大臣や厚生大臣はどういうふうにお考えになるか、文部大臣は特に責任はどう感じておられるのか、これを伺いたいと思います。
そうなりますと、いままで准看の養成を二年でやっておったころでも、基礎医学と臨床実習を二年でやっておったころでも、一年間に五十二週、臨床実習は病棟実習と合わせて五十四週以上もこれに当たっておった。そのほか外来実習が十三週以上も必要とされ、これに当たっておった。しかし、今後は一年間で五十二週しか臨床実習がない。